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一方、ティアラと呼ばれた女性はフレイとは向かい側の席に座っており、ニコニコしながら答える。
「ふふ……それに、別にいいじゃないですか。私はフレイ様の使い魔なんですよ?」
……そう、ティアラと呼ばれた女性は正真正銘フレイの使い魔。
耳が尖っているのは種族がエルフだからだ。
「いや、だからって……そういう事していいって事にはならないよ……」
フレイは俯き、顔を赤くして言った。
すると、そんなフレイを見たティアラの目がキラキラと輝く。
……そして瞬間移動でもしたのか、いつの間にかフレイに抱きついて頬擦りをしていた。
「もう……フレイ様、可愛いです……」
「ティアラ、やめて」
……その後しばらく頬擦りされていたフレイ。
ティアラに解放された後に急いで朝食をとり終えると、着替えを済ませるために自分の部屋へと向かった。
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