夏の夜、自宅にて

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洞窟内に響き渡る巨大な咆哮。 俺は巨大な龍を視界に捉え、愛剣を構え直す。 まったく、しぶとい奴だ。長時間戦っているっていうのに、龍の動きはまったく衰えない。 それに、なんか俺一人だけが、かなりがんばっているような気がする。 やっぱ、今回の仲間の大半が若いからか? まあ、そんな事を言っていられる状況でもないが。 今回の仕事は、山岳地帯に生息する龍の討伐。 ギルドで仕事を引き受けた俺は、20人ほど仲間を集い、討伐へ向かった。 しかし集まったメンツは新米が多く、かなり不安な状態で出発することになった。
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