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白雪を助けた人物は、白雪を連れて一つの洞窟に入った。
「怪我は見た目ほど酷くないな。」
そう言うと自分の服を破り白雪の腕に巻きはじめた。
洞窟の中に枯れ木などを集め指をかざすとそこから、雷のようなものが飛び出し枯れ木が燃え始めた。
「体が冷たいな。なんだってこんなに濡れてんだ?」
見るとあちこちすり傷もあり服がしめっている。 真っ白な肌に余計傷が痛しくみえる。
そして白雪の長く伸びた黒髪が余計にその白さを際立たせていた。
一瞬見とれてしまったが白雪の体が小刻みに震えているのに気付いた。
「寒いのか…しょうがないな。許せよ。」
体を覆っていた厚手のマントをとり、服を脱ぎ始めた。
上着を脱ぐと立派に鍛えられた上半身が現れた。
そう。この人物は男だった。
身に纏うものを全てとり、白雪のセーラーのタイをシュルリと取り、服を脱がせ始めた。
白雪の服を脱がせ真っ白な肌が露になり、その男は優しく抱きしめてマントの中に一緒にくるまった。
(なんだ…この感じ…体が熱い…)
男は胸の中の何かを感じとり白雪を抱きしめる手を少し強めた。
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