少年期

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確か‥ 小学生3年ぐらいだったと思います。 親父の関係上、子供の頃から、普通の人より刺青を見る機会が多くて‥ 親父の若い衆で俺の事を可愛いがってくれてた、あんちゃんが居ました‥ 隆あんちゃんです。 隆あんちゃんはいつも派手なアロハシャツで 釣りが大好きでよく俺を釣りに連れて行ってくれました。 ある日… 隆あんちゃんが家に来てた時アロハシャツの袖から… 刺青の額がでていて… 俺は最初はアザかなって思ってました… 俺はあんちゃんに聞いて見た。 (あんちゃん腕アザが出来てるよ…怪我したの?) あんちゃんは困った感じで。 隆あんちゃん (あ‥見えたか?これは魚屋さんに書いて貰った絵だよ) 隆あんちゃんは優しく答えた。 隆あんちゃん (お前も書いてやろうか?) 俺 (書いて欲しいけどマジックでかくの) 隆あんちゃん (おう、魚がいいか?龍がいいか) 俺 (僕は鯉がいいな…でも絵書いたら大好きなプールに入れ無い、たぶん…先生に怒られるよ) 隆あんちゃん (あはは!だよな、まだお前には早いよ) 俺 (僕は大人に成ってからでいぃや…) 隆あんちゃん (だよな、大人に成るまでに絵考えとけな~) 俺 (うん) 後に… 隆あんちゃんと一緒に、温泉に行った時に背中の絵を初めて見た‥
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