第四章

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私が先生に恋愛のことを相談することはなかったけど、毎日昼休みに喋りに行くことはやめなかった。 先生には話したくなかったんだ。 何故かは分からない。 だけど、話したくはなかった。 一時期辛いときがあって私が元気なかったりするといつも心配をしてくれた先生。 あの時は別の人が原因で辛くなっていたのに…… いつからか辛い原因が先生に変わっていった。 確かに別に好きな人がいたのに… 1年以上の片思いの恋を忘れさせてくるた先生。 だけど、 本当の恋はこんなものではなかった。 本当に辛くて、 でも… ちょっとしたことが幸せで。 そんな恋に気付いたのは、先生のお陰だった。  
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