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携帯が鳴った。
懐かしいな達也だ!
(赤井達也)高校の時の友達で小説家・赤井聡一郎の息子。小説家を目指していたが…
「もしもし」
「おぅ大介!?久しぶりぃ!何してん?」
後ろからは電車の発車ベルの音が聞こえてくる。この音は…高田馬場かな?
「おぅ今から授業出るか迷ってたとこ。どうした?」
「いや俺今日午前上がりだからどっかで遊ぶべ?」
達也か…しばらく会ってないしちょうどいいかな。明とかともマンネリ化してたしな。
「いいよ。どこ?」
「新宿は?」
新宿か…町田からどんくらいかな?1時間くらいかかるな…
「夕方でもいい?」
「夕方かぁ…じゃあスロットでも打ってるから着いたら電話くれ。」
「了解ぃ…」
若干だるそうに返答して電話を切った。特に理由はない。急かされるのが嫌いだった。
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