311人が本棚に入れています
本棚に追加
まさか……。まさかとは思うが、一応確認してみる。
俺の杞憂であればそれがどれ程いいか……。
奏「章悟、お前またどっかのバンドに挑発されただろ。」
章悟『うっ、……おっしゃる通りにございます。』
…分かっていたが、まさか本当だとは思わなかったな。
……章悟が、喧嘩を売られたのはわかった。しかも売られた喧嘩は、たぶん互いの音楽観についてだろう。
しかも、これも憶測に過ぎないが、互いのバンドの話になり、俺のバンドのが凄いんだ!とか章悟が言って、じゃ対バンで演ろう、とでも相手に言われて断れなくなった。といった所だろうな。
断ったら下だとでも思われたのだろうな。
奏「……ったく、まぁたバレない様にしなきゃイケないだろうが。このバカたれが!」
章悟『……おっしゃる通りで……。』
奏「で、いつなんだ?そのライブの日は。」
俺もここまで来たら、引かないし、引く気もサラサラないからな。
演るだけ演る。ただそれだけだからな。
章悟『実は……今週の日曜日なのね。』
最初のコメントを投稿しよう!