MY LIFE

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一通り叫び終えて、小さく溜め息を吐く。怒る方がやっぱり体力使うな。 奏「……で、いつ何の曲演るんだ?もちろん、収録されたオリジナルは駄目だってわかってるよな?」 章悟『それくらい分かってるって。今回は、前に作って不採用だった奴を使おうと思ってるから。楽譜は俺が持ってるし、簡単な奴選ぶから安心してくれ。』 章悟は声を弾ませ何処か楽しそうにそう言った。お前がこのライブの話を持って来た時点で安心なんか出来ねぇ。 奏「不採用か……、まぁいいだろ。いつ合わせるんだ?」 章悟『非常に申し上げにくいんですが……いまか――』 ――……ピッ! 奏「……今から、だと?馬鹿も休み休み言えよな。」 俺は吐き捨てるかのように呟く。 ったく、一体何だったんだ?いきなりライブだなんて、面倒くさい事この上ない。 そう心の中で愚痴ると、何だかんだ俺はベースとシールドなどをケースに入れて着替え始めた。 ――~~♪ 奏「もしもし?」 章悟『また切るなよな……。来てくれるかな?』 奏「もちろんだ。お前の家だな?つーか、いい○もネタには乗らねぇぞ?」 章悟『乗ってくれよ…。まぁとりあえず待ってるわ。』 奏「じゃ、また後で」 ――ピッ さて、と。早速章悟ん家に行くか。
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