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俺はベースを担ぎ、最近買ったばかりのスクーターに跨がり章悟の家に向かった。
因みに俺は16になってるから免許あるからな?しかも中型の免許。何でかって言うと、取ったっていうより取らされたって感じだな。
まぁ、それは別の機会に話すとして……。章悟と雅に合うのは久し振りだ。
久し振りと言っても2週間ほど前だったか、新しく出来上がった曲を仕上げる時に集まったきりだったな。
………………
俺は章悟の家の前にスクーターを駐車して、家のインターフォンを押した。
――ピンポーン……
「はいは~い、今出ますよ~っと。」
――ガチャ
章悟「おっす、久し振りだな。」
奏「ああ、とんだゴタゴタに巻き込んでくれてありがとうな、章悟。」
章悟「うわっ、久し振りの第一声が皮肉100%かよ…。」
?「それくらい当たり前じゃない?」
奏「よ、雅。久し振り」
雅「久し振りね、奏。相変わらず良い男ね。」
雅は親指をたてこちらにサムズアップするが、意味が分からん。
とりあえず「寝言は寝て言え。」と言ってスルーした。
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