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奏「人気って、お前頭でも打ったか?」
藤後「……イケメンの自覚無しって、ベタだな。」
奏「俺はベタは嫌いだ。しかもイケメンでもないだろう?」
正直いうと、俺は身だしなみに関してはあまりいじってない。
前髪アシメで、後ろ髪をちょっと長くしてるだけであって、普段は寝癖オンリーでワックスなんて類の物は使用しない。面倒だしな。
私服には割りと気を使っているけど、学校じゃ制服だし意味が無い。
顔も至って普通と思うが?
藤後「……鈍感め。」
奏「鈍感じゃあない!百歩譲ってもお前の方がイケメンだろう?」
まさしく俺の言う様に藤後はかなりイケメンだと思う。
短い短髪にワックスでいじったおしゃれな髪に、制服からチラ見されている流行の服。
更には運動も出来て、バスケ部期待のエースだ。
さらに一万歩譲っても、絶対コイツのがイケメンだ。
藤後「俺は瞳ちゃん一筋だから、回りが何と言おうがどうも思わないからな。」
奏「へぇ~。さ、飯食うか。」
藤後「そうだな。……って待て!ライブの話聞かせやがれ!」
――チッ。
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