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落ち着け、coolになれあたし!
これは夢だ。うん、夢なんだよ!夢に違いない!!
そう思ったあたしは頬を思いっ切り抓った。そして何処かのゴム人間並に引っ張った。
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【奏side】
佳奈「痛ーーーいッ!!」
うおっ!びっくりした。
ん? げ!!
さっきのストーカーじゃん。
いやストーカーって決め付けちゃ駄目だって、さっき言った気がする。
あくまで他人の振りで行くしかないな。
……さっさと雑誌読んで出るか。
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【佳奈side】
痛い痛い痛い痛い……。
夢じゃないよね?!
周りから変な目で見られてる。
あたし……恥かしッ!
とりあえずここにいてもしょうがないので、あたしは痛む頬を押さえながら、雑誌の元へ――……って、奏君の隣りやんけ―っ!
……あ、あれ?あたし……どうしたんだろ?!頭が混乱し過ぎて危ない人みたいだ……。
――うん。冷静を装って隣りまで行こう、そうしよう。
あたしはとりあえず歩きだす。
佳奈「痛゛っ!!」
途中本棚に小指を思いっ切りぶつけたのは……内緒だよ?
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