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佳奈の自己紹介がとりあえず終わる。気になる点はこの際スルーした方がいいだろう。
奏「で、佳奈は何で俺の後を付けて来たんだ?」
佳奈「えっ!?な、なんの事でしょうか??」
……露骨に怪しいリアクションだな。ポテチを口に運ぶペースが上がってるし。
奏「まぁいいや。この後どうするんだ?」
佳奈「あ、宜しければ奏君のベースを聞いてみたいんですけど。……良いですか?」
うーん、俺のベースか。問題はないけど今度のライブで演る奴はしたくないしな。適当な奴でいっか。
俺は棚から、あるメジャーバンドのスコアを取り出す。
アンプの電源を入れて、調弦し、準備終了。
奏「……たぶん佳奈も知ってる曲だからな。」
佳奈「はいっ。」
俺は、スコアを見ながら弾きだした――。
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