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………………。
佳奈「今の、ポルノのメリッサですよねっ!カッコいいです!」
奏「ありがと。」
俺が演奏したのは、佳奈の言う通りポルノのメリッサだ。イントロのベース音が特徴だけど、俺はベースではなくボーカルの部分を弾いた。
低音で判り辛いかも知れないが、それでも十分伝わったみたいだな。
佳奈「上手いですね!なんて言うか、引きつけられるみたいな演奏でしたよ。」
奏「大袈裟な……。」
佳奈は大袈裟な言葉を並べる。引きつけられるとか言い過ぎだろう。
佳奈「ホント上手ですよ。なんか凄いしか言えなくてすみません。」
奏「気にする事ないよ。褒めてくれただけで嬉しいさ。」
感謝の意を込めて、微笑む。
佳奈「っ!!」
佳奈は顔を真赤にして目を伏せた。
――風邪かな?まぁいいや。
そこから俺と佳奈は会話を広げ、7時になりかけていたので解散することにした。
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