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――……そして。 時は流れて日曜日。 土曜日に一日中セッションを詰め込んだから、かなり疲れちゃいるけど約束の日だからな。 待ち合わせは学校に比較的近い駅だ。 10時の集合で今は9時45分 俺と藤後はもう来ているんだが、肝心の二人が来てない。 藤後「あーっ、緊張する。」 奏「その緊張に呑まれて空回りすると良い。その方が見てて面白い。」 藤後「……何気ひどくね?それ。」 知ってる。 藤後いじりを来るまで思う存分満喫しようかな。 佳奈「――あ、居たいた。ごめん!待ったよね?」 瞳「途中信号に捕まっちゃって……。」 藤後「良いよ!全ッ然待ってないから。な、奏!」 奏「藤後を弄ってたから暇しなかったしな。」 藤後「おいっ。」 佳奈「アハハッ!じゃ行こっか?」 瞳「うん。二人も早く早く!」 女の子って元気だなぁ、なんてしみじみ思う俺っておかしいか?なんかこういう時は、一段と輝いてんだよな。 俺と藤後は二人に遅れを取りながら駅のホームへと足を運んだ。
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