MY LIFE

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俺がやっさんと言った教師は、安原という俺のクラスの担任で、『適当が売り』の俺にとって有り難い教師だ。 正直な所、本当に教師かどうかを疑いたくなるほど、適当なんだよ。授業は一応進んでるんだがな。 藤後「お前、やっさんだからって寝過ぎるなよ?」 奏「善処する―…筈だ。」 藤後「いや、そこはしろよ。」 藤後は苦笑いで返事をした。 するとチャイムが鳴り響いて、回りの生徒も着席しだした。 藤後「お、んじゃまたな。」 早く着席したって、やっさんだから5分くらいは遅刻して来るはずだから無駄だろうけど。 そう思いながら、俺は再び机に突っ伏した。 ……そこから、時は流れに流れ、放課後になる。 藤後「結局、あの後の授業も全部、寝て過ごしたな。」 奏「どうやら善処出来なかったみたいだな。いや実に残念だよ。」 藤後「白々しい言い方だな、お前……最後なんかまるで棒読みじゃん。ったく……。」 そして藤後はため息を吐いて。何かを言いたそうな顔をしてこっちをジト目で睨む。 何を言いたいのかはわかる。毎日毎日寝てる俺がどうして頭が良いのかを聞きたいんだろうな。俺は毎回のテストで、上位成績者の中にいるんだよ。 藤後「なんでおま――」 奏「俺にもわからん。」 藤後が言う前に遮る。 藤後「・・・先読みするなよな。」 奏「悪いな。藤後が単純だから、ついな。」 藤後「てめっ、俺が単純だと?!」 藤後は、笑いながら突っ掛かってくる。
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