黒猫さんと黒狐さん

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ある朝、黒狐さんのところへお婆さんがやってきました。お婆さんは自分の宝物の赤いドレスと引き換えに一晩の寝床と一食の食事が欲しいと言いました。 優しい狐さんはドレスの申し出を断り、無償で宿とご飯を提供しました。 大変喜んだお婆さんは黒狐さんに言いました。   「これから501晩、家の鍵をかけずに寝なさい。どこにいっても手に入らない宝物がきっと手にはいりますよ」と。
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