黒猫さんと黒狐さん

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その晩、黒狐さんは夢を見ました。 優しい誰かと優しい歌を歌う夢を見ました。 歌を歌い終わり、目が覚めると黒狐さんはとても寂しくなりました。   結局この日も、次の日も、また次の日も宝物は手に入りませんでした。 毎日夢だけを見て、寂しさが募るばかりでした。
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