真夜中の質問

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「なぁ、おっさん。さっきからあんた…デカい声で喋りすぎだ…耳障りなんだよ」 少し挑発的な言葉を相手に投じる。 「何だとォ!!!クソガキがァ!!!!」 それだよ、それ…本当に耳障りで仕方がない。 苛々を少しでも違う方向に発散しようと、首をぐるんと二、三回くらい回す。 「…本当に、そろそろ黙んねぇとマジで痛い目に合わせるぞ…」 そう話す俺の言葉には、誰でも分かるくらいの苛立ちと若干の怒りを込めている。 だが、俺の込めた意図とは別に…おっさんは、俺の言った言葉自体を受け取って、笑っている。 「アァ!!やってもらおうじゃねェかよ!!!!クソガキィ!!!クッハッハッハ!!!」 高笑いしている…五月蝿い…煩い……耳障りだ!! 俺は、このおっさんを黙らせるために、あの力を使う。 …ゆっくりと目を閉じる…少しずつ集中していく。
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