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流星一雫
トゥルルル‥トゥルルル‥
君と僕を繋ぐ機械音
早く出てくれ
祈る気持ちで握り締める
1、2、3‥
無意識に数えるコール音
脳裏に浮かぶ笑い声
いつからか
留守電に替わる回数が増え
いつからか
君との連絡が途絶えた
何をしているのかな?
見上げる空には小さな星
笑って居てくれてるかな?
零れ落ちるは一雫の涙
想いは未だ変わる事無く
後悔だけが胸を突く
もう一度だけ伝えに行こう
流れる星に誓いをたてて
涙を拭い歩きだした
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