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「凄いですね!感動です!」 健太はすっかり興奮しきっていた。 「そーかね?」 一夫がどことなく誇らしげに笑う。 「健太くーん?」 とこからか女の人の声がする。 看護士さんだ。 「何時だと思ってるの?散歩するための許可時間はとっくに過ぎてるわよ!」 確かに、もう辺りは暗くなり始めている。 「一夫さんまで!もうダメじゃない!早く病棟に戻らなきゃ!」 半分呆れた顔で怒っている。 「え?ちょっと待ってよ!一夫さんも患者さんなの?」 健太が驚いている。 「はいはい。今はそんなことより早く病棟に帰るのが優先です。」 きっぱり看護士さんがそういうので健太と一夫はそれに従うしかなかった。 そして2日後また会う約束をして二人は別れた。
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