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出産も無事終わり、妻と息子を病院に残し帰宅した。
妻が入院している間の家は、他の人に見せられないくらい荒れていた。
男の一人暮らしは、自分では到底無理だと悟りながら、明日に持参する妻や息子の服、お菓子等を軽く準備して床についた。
はやる気持ちを押さえながら。
息子の名前
これからの生活
責任は重大だ。
ちょっと前まで、子供だった自分が「父親」になる。
想像できない。
頭の中が混乱したまま意識がなくなっていった。
午前4時のことだった。
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