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出産をした病院の先生から産まれた後の経緯を全て聞いた。
チアノーゼが起こってからの処置が早かったらしく、大事には至らなかった。
後々に考えたのだが、24時間監視している病院だったからよかったものの、管理が行き届かない病院であったならば。
息子は無酸素状態で放置され命に関わっていたのかもしれない。
異変に気付いた看護士が血糖値を計測したところ、常人であれば「60」以上あるところが、息子は
「3」
だったという。
なぜ
どうして
頭には疑問符しか浮かばない。
会社へは連絡を入れ1日休みをもらい、息子が転院する病院へついていくことにした。
救急車へ搬送される息子を見送り、自身も自分の車へ。
動揺の中、運転できるかどうかも心配だった。
しかし一番心細く不安で張り裂けそうだったのは、間違いなく妻だっただろう。
痛々し過ぎて言葉にならない。
午前8時過ぎだった。
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