ありがとう

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「狭山先生」 そんな私の気持ちを感じ取ったのか、優しく話しかける川崎先生。 「僕の言ったこと、本当に気にしないで下さい。ただ…」 すこしの間。 「ただ、次会った時、出来ればいままで通り接して貰えたら嬉しいです」 ぎゅっと、胸が押しつぶされそうになる。 彼にここまで言わせるなんて、なんて酷いんだろう。 ダメだよ。 それに甘えてたらダメなんだよ、私…!! 「私、忘れません…!」 驚いたようにこちらを向く川崎先生。
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