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『気付くと僕は寝ていたようだった。ソファーに座ったままだったらしい。
だけど毛布はかかっていた。誰かがかけてくれたのだろうか。
父さんがやってくれる訳ないし……』
「んにゃ……」
「あれ?」
『僕の膝に何かが乗っているのがわかった。
飼っている猫のシータか?毛布がかかってるので何かはわからない。
僕はその何かを……』
画面に選択肢が二つ現れた。僕はその二つの違いの大きさに顔をしかめてしまう。
[キスする]
[ほっておく]
あれー?何かするなら撫でるとかあるよね?
何でキスだ?
「キス……ですか」
「キス……するの?」
「いや、僕に聞かれても困るんだけど」
とにかく適当に選んでみるか。僕は[キスする]を選択した。
『シータならいいかな。僕は毛布をまくってキスをする事にした。』
excellent!!
好感度上昇!!
bonus、私服配布!!
「私服配布?」
僕が呟くと同時に画面が光り輝き、目を閉じさせた。
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