Sleeping beaty.

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昼夜のような色の不思議な花が咲き乱れている ぼんやりと明るく光っているようで光っていないような不思議な花 その周りに舞遊ぶ白い蝶。 夢らしい。 現実との境界線がひどく曖昧だ。 そしてその境界線真ん中には少女が快眠とは言えないような表情で瞼を落とし眠っていた。 「あれがみっちゃんね」 足を一本踏み出せばやわらかな花びらがふわりと舞った。 「みっちゃん、起きて」 ぺちぺちと愛らしい頬を優しく叩いても瞼が開くことはない。 ぴくり、千姫の小さな耳が僅かな音を聞き取った 「バク蔵、緊急事態発生した可能性があるわ」 不思議な空間に千姫の声が凜と響き渡った
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