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「結局、お互いサボリでしょ」
何も言わない俺に宮野はそう呆れたように笑った。
こいつがこんな風に俺に声をかけてきたことはなかった。
「ねぇ、話あるんだけど…」
「んだよ。」
「ーーーー場所変えよう。」
そう言った宮野に俺はいつもと違う雰囲気を感じた。
いつもの宮野じゃねぇ…
そんな事を思いながら俺は宮野の後をついて行った。
着いた先は屋上だった。
一体なんのためにここへ?
「話って何だよ。」
「ここ風が気持ちいいね」
「………人の話聞いてたか?」
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