-序章-

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裕麻出現から早、1年が経ち…裕麻騒動もようやく落ち着いたかに思えた…   裕麻は京都府へ旅立ってからちっとも連絡がなく、死んだのかなぁ?と思っていた。   さて、今回は裕麻の話ではなく、私のクラス…3年1組のオカシナ男子生徒のお話をしようと思う。     あぁ…最初に言っておくが…『これも実際に現実にやっていらっしゃる事ですから!!!!!!!!!!絶望しろ…』     俺はクラスでも比較的大人しくて、俺の新の姿がTOOL製作師で釣り師だって分かるのは仲の良い友達だけである。       だが、俺よりも5倍は静かな男子生徒が俺のクラスにいる。     彼の名は…斉藤麻徒…   そう、山本裕麻の『麻』を継ぐ者なのだ…     彼の特徴を今から書いていこうと思う。     ■友達がいない(常に自分の机に伏している) ■独り言を呟く(小さ過ぎて聞き取れない) ■携帯を持っていない(高3なのにぃぃぃ!!!!!?)     まぁ他にもあるが、その先のネタが分かってしまうので書かないでおこう…     とにかく地味なのだ。 かと言ってそうでもなさそうだ。 文化祭の準備には積極的に取組んでいたようにも見えるし、LHRの時間もバスケットボールではよく動いていた。     が、彼の本当の姿を我々はまだ知らなかったのだ…image=207978481.jpg
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