就職先決定

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東京の就職面接から帰り。 落ち着くやいなや、今まで就職就職就職就職就職就職、と周りに言われまくっていた束縛感から解放され、ハンパじゃないくらいの解放感に包まれてソッコー遊びに行った。 もうやりたい放題。 だがほろ酔い気分になっている時に一本の電話が… 友達のタクミだ。 タクミ「ねぇねぇ今からさぁ、集まりあるから来てよぉ」 俺「今他の奴らと集まって飲んでるからまた今度飲もうよ」 タクミ「いやいや。飲む集まりじゃなくて集会だよ?」 ん?集会??なんだそれ???・・・あぁぁぁーーーっ!!!忘れてた。族の集まりかぁ。 俺は『名前』だけ暴走族に入ってる事になってる、なんちゃって暴走族なんだ。 俺「ちょっと待って。今から?」 タクミ「そう」 俺「行かないとまずい?」 タクミ「多分『ボッコボコ』だろうね。」 俺「わかった。行くよ。」 って、流れで集会へ。 ぞろぞろと皆、突攻服や土木の作業着とか着てる人ばっか。 三十人ぐらいか? その時何やら目立つ人が車の上に上り、 頭らしい人「今からいつもんとこ流すから!遅れないようついて来いよ!この前みたく絡んでくるやついたら、お前ら遠慮しないでやれよ!」 と言って、先頭きって走って行った。皆がそれについて出ていく。メッチャうるせぇ。耳聞こえなくなってしまうんじゃねぇの?ってぐらいうるさかった。 俺ら下っぱは先輩の車でバイクについていく。 その車の先輩が、 「あんなにベッタリ後ろ走ってたら俺まで捕まっちまうから離れて走るから」って言ってた。 その方が助かる。 一段落ついて、初参加の集会でソッコー捕まるとか『シャレにならん!』
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