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真希は兄、紅条 蓮の墓石の前に来ていた。
真希の本当の名前は紅条 葵…
藤城真希とは記憶喪失になった時に名付けられた名前だった。
墓石の前には、椿の花束が置かれている。
真希は不思議に思った。
真希「誰だ…置いたのは…」
「僕だよ」
真希の後から現れたのは幼馴染みの如月 涼だった。
真希「涼…」
涼「少しでも償えたらなって思ったんだ」
そう…
蓮を殺させたのは涼…
だけど真希は、涼を許した…
またやり直せるって信じてたから…
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