2人が本棚に入れています
本棚に追加
それからと言うもの
桃太郎の旅は圧倒的に楽になった。
道中に出てきた、野犬や、猿、鳥、その他もろもろ、婆さんから貰った銃であっさりと片付いた。
とくに、対鳥戦ではおおいに役立ったらしい。
そして、出てくる敵を銃であっさり片付けながら、ようやく、鬼ヶ島についた
鬼ヶ島には塔がたっており、そこに鬼がすんでいるらしい。
桃太郎は鬼ヶ島につくや否や、全力でボスのとこまで向かっていった
赤鬼:射殺
青鬼:射殺
黄鬼:射殺
桃鬼:自殺
村人A:射殺
同じくB:射殺
.
.
.
.
.
と立ちはだかる物を次々と射殺していった。
そして、塔の最上階
いよいよ、この鬼ヶ島合戦も終わりを迎えるときが来た………
「よく来たな……ひとまず誉めてやろう……」
「貴様を殺せば全て終わりだ……」
「その通りだが……果たしてそれが出来るのか?」
「お前の部下達があっさり逝ったように、お前もあっさり殺してやるよ……」
桃太郎は銃を構える
「面白い……殺ってみろ…」
「終わりだ……」
桃太郎は引き金を引いた……
反応がない……
もう一度引き金を引く
やはり反応がない……
「どうした……桃男……これで終わりか?」
「な……何故だ!」
「ならば、こちらからいくぞ」
すると鬼はおもむろに大きな鉄の塊をとりだした。
「ロケットランチャーといってな……お前の村から拝借した代物だ」
「なっ!?」
「終わりだ……くたばれ……」
鬼は引き金を引いた
桃太郎の目の前が……爆発の炎に包まれた。
桃太郎が死ぬ寸前に脳内をよぎったものがあった
爺さんとのやりとりである。
……俺、この戦いが終わったら、芝刈り手伝うよ……
死亡フラグの台詞じゃん……
こうして、桃太郎の短い一生は終わりを告げた。
余談では、あるが、鬼のもつロケットランチャーには、【日本一】と刻まれていたとか……
最初のコメントを投稿しよう!