序章

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これは、後に天魔戦争と呼ばれた戦いの最後だった。 戦いの最後とは思えないほどひっそりとしていた。 戦いの最後は一つの小部屋で行われた。 小部屋には魔族の神、魔神と天族の神、天神と人族の若者の三人がいた。 「来たるべき災厄に備えて、この戦いを終わらせよう。」 人族の若者がそう言った。 「いいだろう。 だが、来たるべき災厄に備えようにもいつ来るかわからないぞ。」 魔神がそう答える。 「ええ、私たち天族と魔族は長生きですが、生きてる保証はないですし、あなたはまず死んでるでしょう。」 天神も魔神の意見に賛成していた。
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