“旅人”

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旅人は、ひたすら道を歩いて行くと街があった。 そこの人達に歓迎されしばらくそこに滞在する。 初めは幸せで楽しくて居心地がよくずっとここに居ようかとも思わせる。 だが旅人はしばらくそこに滞在するがすぐに次の街(村)を求めて旅に出てしまう。 時には街(村)から歓迎されない時もある。 初めはいいが次第に皆から煙たがられ追い出され、心も身体もボロボロのまま道を歩き自分の傷付いた身体を癒せる次なる街や村を求めて旅をする。 まぁ時には街(村)をボロボロにして旅を続ける旅人もいるらしい。 たくさんの旅人は何年もそうやっていろんな旅を続けて沢山の街や村を見てまわる。 物静かな暗い村 電飾などで飾り付けてギラギラと光る街 一見静かだがお祭りやイベントが好きな街 何かあればすぐ暴動が起こる村 様々な話をいろんな人に語るのだ。 まぁ語らずな人もたまにはいる。 そんな旅人も時には前に居た街が恋しくなり戻る時もある。 または前に居た街にそっくりで少し懐かしく感じる街にも出会う。 たが旅人もある街に到着しいつものように滞在する。 だが次第に離れたくないぐらいその場所を愛してしまう。 旅人はそこで家族を作り旅することを辞めた、この街の雰囲気を愛してしまう。 旅人は死ぬまでその街で愛する人々と共に幸せに暮らすのである。 このように人の恋愛や出会いは一種の“旅”なのだと思う。 いろんな人と出会い、学び、語り、歩きつづけ最終的にとある街と出会い家族を作り一生を終える。 または旅路の途中で生きたえる人もいる。 僕達はこの道を歩き続けて行かなければならない。 本当の自分を捜す為。 心通わせる友を捜す為。 最愛の人を捜す為。 最愛の家族を捜す為に…
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