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“旅立ち”
今旅人はある“街”と別れ新たな旅にでる。
その街に残る思い出や気持ちを引きずりながら…
旅人は涙を流し別れを惜しんだ。
たが旅立たねばならぬのだそれは“自分”の為でもあり“街”の為でもあるからだ。
旅人はまだ後ろを振り返り、目をつぶり、たくさんの思い出達を思い出し泣いていた。
楽しかった思い出ばかりしかない。
辛い事もあった。
だけどそれもまた旅人にとっては大きな、大きな『思い出』であり、忘れる事の出来ぬ物なのだ。
旅人は強がりを見せ最後に気持ちを伝え、
前を向いてから涙を流し、立ち上がり。
今重い腰をあげ涙とともに悔しさ
苦しさ
辛さ
悲しさ
全てを流しながら前へと進みだした。
そうゆっくりと一歩一歩力強く足踏みしめゆっくりと次に出会う街を探し出すために進んで行くのである。
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