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多美子の体が硬直した。
少女は多美子に近付いて耳元で囁いた。
少女
「次はどこ食べようかな。」
多美子は怯えるあまり荒い呼吸になる。
ブチッ、グチャ・・・。
多美子の体もたちまちバラバラになってゆく。
多美子
「ぎぃゃあぁぁー。」
多美子の口や耳からは大量の血が流れた。
少女はまたむさぼるように食べた。
多美子の体は少女の胃の中にほうり込まれていく。
また真美と同様、多美子の頭だけ残された。
多美子は残ってる少しの意識の中、目で真美を見た。
少女
「もうこいつには用はない。」
そう言いながら多美子と真美の頭をサッカーボールのように蹴った。
そして次の日またあの男性と同様にニュースで奇怪な事件として伝えられた。
-完-
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