55人が本棚に入れています
本棚に追加
/96ページ
多美子
「ねぇー真美、昨日のニュース見た?」
真美
「昨日?見てないよ~。ニュース何かめったに見ないんですけどw」
2人の女子高生、真美と多美子が夏の夜道を歩きながら談笑していた。
学校帰りらしいが6時は過ぎていた、がまだ少し明るかった。
その時ふっと思い出したように多美子が聞いてきたのです。
辺りには電灯もなく、田舎なのか人の気配もほとんどない。
真美
「何か面白い事件でも有ったん~?」
多美子
「何かね~、二十歳の男性が何者かに殺されたの。」
真美
「それだけ?」
多美子
「その何者かが重要なんだけど、その男性の遺体が見付からないらしいの。地面にはたっぷり血の跡は有ったみたい。」
真美
「うん、それで?」
多美子
「それで遺体を探してたら、まだ微妙に動いてる生暖かい心臓が発見されたらしいの。」
真美
「えっ、何それ。怖っ。しかも気持ち悪っ~。それってつまり、どういうこと??」
多美子
「さぁ~。」
真美と多美子は顔をしかめながら考えた。
多美子
「しかもこの事件昨日だけじゃないらしいよ。」
真美
「うそ~。嫌だな~、まだ犯人捕まってないんでしょ?」
多美子
「うん、全く手掛かりがないらしいよ。」
多美子と真美がそんな話をしていると突然。話をしている突然・・・。
最初のコメントを投稿しよう!