殺戮少女

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ドンッ、バタ。 多美子 「あっ、ゴメン。」 1人の少女とぶつかった。 少女は転んだまま顔を伏せている。 多美子 「大丈夫?立てる?」 多美子がそっと手を差し延べる。 少女 「お腹・・・すいた。」 多美子・真美 「えっ?」 少女 「私昨日から何も食べてないの。助けて」 多美子と真美は目を合わせる。 少女は今にも泣き出しそうな顔をしてた。 真美 「多美子ー、昼に残したパンあげたら?」 多美子 「そうだね。パンで良いならあげるよ。」 多美子は昼に残した菓子パンをバックから出し、少女に渡そうとした。 少女はパンを無言で見つめる。 多美子 「これで元気出して。」 真美 「それじゃ、お姉ちゃんたち帰るから。じゃあね。」 多美子 「気を付けてね。」 少女 「・・・」 ぐしゃっ・・・。
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