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真美
「ぎぃやゃぁああー!!!」
真美は痛みに苦しんだ。
多美子
「・・・。」
多美子は呆気にとられ、叫べなかった。
ブシャャー。
血しぶきが宙を舞う。
少女の服に大量の血が着いた。
真美の肩からは溢れんばかりの血が流れた。
地面が一瞬にして血の海と化した。
真美の肩が燃えるように熱くなっていく。
真美はひざをついて倒れそうになるが、意識はまだハッキリしていた。
少女は楽しそうに、自分でちぎった腕を見ている。
多美子は両手を口に当て、震えていた。
少女
「私、高校生の肉が1番好きなんだ」
ほほ笑みながらそう言って、腕を口元に運んだ。
多美子
「嘘でしょ。」
多美子が震えながら、かすれた声で言う。
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