「ただ、君だけを…」

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 ヒラヒラと舞い散る落ち葉のように、儚く消える想いがある。  切なく、悲しく、苦しく。  想いが、君が、記憶が。  ここから消えてくのかな。  君がいてくれた日々も…。  あんなに泣いてたはずなのに、今は涙が流せない。  苦しくて辛くて寂しいはずなのに、気持ちだけが凍える。  いつも一人で悩んで、夜の闇に消えそうになる。  夢をみていたのかもしれないと、微かに残る君の温もりを探してる。  残された気持ちが雨に濡れる。  心に降りしきる雨に…。  途切れた繋がり求めて、一人で闇を彷徨う。  どこに向かい、どこに着くのか。  君がいるのかもわからないまま。  ただ、風に揺れる木々の中を歩く。  ヒラヒラと舞い散る落ち葉のように、儚く消える想いがある。  切なく、悲しく、苦しく。  想いが、君が、記憶が。  ここから消えてくのかな。  二度と戻らない時間…。  君を求めて彷徨う。
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