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朱「曼珠沙華…っか」
僕の一番好きな花なんだよね、だからどっちかっつーと嬉しいんだよね…。
女子「もしかして泣いちゃった?」
ゲラゲラゲラッ
朱「いえ…僕が死んだかどうかも分からないだなんて思考回路は大丈夫かなって思いまして」
光「調子こいてんじゃねぇぞ!!」
バキッ!!
朱「ッ」
頬に鈍い痛みが走った…どうやら僕はコイツに殴られたらしい。
光「皆もやろうぜ!!」
男全「おぉぉ!!」
バキッ!!ボキッ!!ボコッ!!ガッ!!
ふと気付くと口に血の味が充満していた。どうやら口の中が切れてしまったようだ。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラッ
するとまるでタイミングを見計らったようにHRが始まるチャイムがなり担任教師が入って来た。
智「テメェ等席に着けよ~」
こいつは優海 智(ヤサミアキラ)このクラスの担任でこの学校にいる僕の数少ない味方だ…いや正しくはこいつは僕の幼馴染みかつ兄の様な存在に当たる。
智「朱r…森雷も早く席に着けよ♪」
朱「ン」
僕と智がこんなやり取りをしていると微弱な殺気を感じで。大旨柚歌が、『何で柚歌の、優海先生と喋ってんのよ!!』とでも思いながら、僕を般若の形相で睨んでるんだろう。
智「今日から先週あった中間テストが返って来るからな~覚悟しとけよ(笑)」
え゙ぇ゙!!
回りからはブーイングの声。勿論僕はこれと言って気に掛けずに窓の外の空を唯…唯ぼんやりと眺めていた。
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