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嘘吐け…そんな事微塵として思って無いくせに…
光「テメェ…殺す!!!」
ガッ
朱「クッ殺したければ殺せば良い…だけどその十字架を背負うのは僕じゃない君だよ」
これだけ言うと流石のこいつも黙った
朱「それじゃあ僕は帰るよ」
―深海家―
朱「ただいま」
カ「お帰りなさいませ…お嬢様」
朱「お嬢様って呼ぶなって言ってるでしょ」
屋敷に帰って来た時だけ僕は少しだけ昔に戻れる、未だ昔の様に笑えはしないけど…
カ「今日の学校は如何でしたか?」
朱「何時もどうり相変わらずだった。連中も学習能力がなさすぎる」
だからあんな豚の様な糞女に騙される
カ「クスクスッ相変わらず…でしたか。では傷は如何ですか?」
朱「美先生に治してもらったから大丈夫」
あの人は名医だろうからね
朱「そっちは?会社の方に支障は無かった?」
カ「はい、今は未だ何もございませんでしたよ」
朱「そっか…『今は未だ』っか」
だけどそろそろだ…そろそろ、あの糞女の父親が手を伸ばしてくる筈、見た目は光と富に満ち溢れた、深海財閥へと…
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