1 少女

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付き合っているのだから、昼食位は一緒に食べる。 まだ友達と呼んだ方がふさわしい関係のような気がした。 現に、「国語の高橋が…」だの「昨日のドラマ…」だのくだらない会話ばかりだった。 だが、それでも生まれて初めての彼女という響きには喜びを感じていた。 昼食の時間が楽しみなのも確かだった。 この日は屋上で待ち合わせ、昼食を採った。 高菜が作る弁当は正直美味しい物ではないが、彼女が作ったものは美味しく感じるのが不思議でならなかった。 でも美味しいと思って食べているのだから、それで良かった。
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