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深紅の瞳がやけに目立った、
真っ白な兎。
ア「あなた…喋れるの?」
「当たり前だろ。―それより、
その時計を返してくれない?」
ア「………うん」
言われた通り、返すために金
時計を白兎の首に掛けてあげる
「ありがとアリス。じゃあ」
――すると、
すぐに走っていってしまった
「え。――ちょっと待って!」
今、私には記憶がない。
でも、白兎は私を"アリス"と
呼んだ―…
ア「―白兎っ。
私は誰なの!?―ここはどこ?
ねえ、教えてッ」
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