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「…ヤメ……ロ」
そこは、薄暗い地下室。
その冷たい石畳に倒れている
のは、まだ若い猫耳をはやした青年だった
「――ふふ。いいわチェシャ猫
あたしを楽しませてくれるのは
チェシャ猫だけー……でも。
ダメ。あなたの顔が恐怖で、
苦痛で、歪むのは…
見飽きたの…」
ぐいっ
じゃら。と金属音を響かせる
のは、チェシャ猫につけられた
手足と首に繋がれた鎖。
首についた鎖を引っ張られ、
傷だらけのチェシャ猫は引きずられ
る形で無理やり近づけられる
. ・・
「だからー…新しい玩具で
遊ぶことにしたわ♪」
.
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