プロローグ

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「ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんの~ますっ」  それは、子供の頃の約束。  彼…松坂 圭吾(マツザカ ケイゴ)はその日、家がとなりの女の子と幼稚園で遊んでいた。  いや…その日も、といったほうがいいだろうか。  ほとんど毎日のように遊んでいた彼らは、当然のように仲良かったし、家族同士でも仲がよかった。  そのときはただ純粋で、もちろん恋愛感情などというものは持ち合わせていない。  ただ……それは"俺の場合"だったが。
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