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「美名話がある。」
屋上に怖い顔した甲斐が現われた。
とうとうばれた。
「話って?」
僕は出来るだけ冷静を装う。
「お前、由姫が好きなのか?」
「誰それ?」
「とぼけるな、俺の彼女だ。」
あの女の名前由姫て言うんだ。
「好きなんかじゃないよ。」
そう言った瞬間、頬に痛みがはしった。
「最低だな、ちょっと頭冷やせ。」
もの凄い怒った甲斐の顔を見ながらも僕は喜んでいた。
甲斐が僕に触れた事が嬉しかった。
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