20XX年

9/10
前へ
/18ページ
次へ
良太は、若干13歳でその才能を見出すされてゾンビライダーになった。 それから5年間、今まで必死に努力して生き延びてきたのだ――― と、いっても最近は平和なものだったが。 「オイ、リょウタコーヒーモッてこい」 椅子に座り、メロンパンを頬張りながら新聞を読み、コーヒーを要求する生意気なゾンビ、こいつが良太の相棒の『ジィ』だ。 普通のゾンビが言葉も話さず感情もない?のに、ジィはある。 まるで人間のように日々を送っている。 良太とジィの出会いは、二人だけの秘密となっている。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加