障害者に生まれてもらった夢【一部修正】

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寄宿舎生活も3年目を迎えた中学3年の春。そろそろ将来のことを考える時期になった。僕は以前から障害者の支えとなる職業につきたいと考えていた。というのも僕は今まで養護学校でいろいろな障害がある友達とともに過ごしてきたし、自身にも障害があるため、障害者の気持ちが少しでも分かると思ったからだ。今でこそ少しは障害者理解が広まり、福祉系の職業は多いものの、僕が生まれた当時、僕の母は身近に障害者を理解してくれる人も、相談できる相手もいなかったため、非常に悩んだという。だから、僕は同じ障害者として障害者やその家族も含めて、心の支えになれればと思っている。
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