障害者に生まれてもらった夢【一部修正】

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小学部の時は通学していたが、集団生活を通して自分の経験を増やしたいという理由で、中学部に入ってから、寄宿舎生活を始めた。最初は、洗濯や掃除などといったことが自分でできるということに喜びを覚えた。それに友達といろんな話に花を咲かせて楽しい毎日を送っている。寄宿舎では、行事の企画・運営もほとんど寄宿舎生が中心で行っている。そうなると当然、お互いの意見が食い違ってうまく準備が進まないというようなことも起こってくる。僕の場合、相手の意見を最後まで聞かずに反論して、友達と衝突することが多かった。そんな僕に対して、周りの先輩や先生方は、いつも広い心で優しく接してくれ、時間をかけて少しずつ、諭してくれた。このような経験から相手を思いやる気持ちの大切さが分かってきた。寄宿舎ではこういったことをたくさん学び、成長することができたと思う。
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