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〈眩しい陽の光に~目が覚めて~〉
ケータイから宮里祥子の歌声が流れ始めた。
「う~ん、よく寝たぁ」
私は大きくノビをして、カーテンを一気に開けた。
「うひゃあ~!」
朝陽のあまりの眩しさにクラクラとした。
まるで、アラームの着うたにしている「夏の扉」と同じ出だしだ。
季節も、そろそろ夏ね。
でも、この天気が最高。
ここは信州でも標高の高い場所にある高原だ。
一年を通して天気がいいことの方が多い。
たまに大荒れしたり、霧が立ちこめることもあるけれど、それも自然を感じるから大好き。
窓を開け、爽やかな空気を思いっきり吸い込んで、深呼吸をした。
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