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次の日の夜…
電話がかかってきた。
「これから遊ばない?」
誘いの電話をかけてきたのは20才の聖だった。
「あまり遅くはなれないけど。」
そう言うと
「いいよ♪これから迎えに行くから。」
聖に言われ、私はOKした。
本当は…別に会いたいわけでもなかった。
ただ…
私はもう1人の19才の子が気にかかっていたのだ。
しばらくして聖が迎えに来た。
「こんばんは♪」
私は車に乗った。
助手席には…
その子もいた。
その日はただドライブをしにちょっと遠くまで行った。
年下…
たわいもない会話。
しかも…
運転は悪ふざけで危ない。
正直スピード恐怖症の私は怖くて仕方なかった。
トンネルのある1本道を…
助手席の子が窓から身を乗り出して叫び始めた。
私はただ黙っていた。
怖くて仕方なかったのだ。
やっぱり…年下のチャラチャラした男にはついていけない…
私はそう思った。
その日はドライブをして送ってもらった。
「またね♪」
2人は私を送り届けると帰って行った。
「やっぱり無理…」
私は独り言をつぶやいて家に入った。
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